レンタル機器
静かさも、省エネも、
カタログの数字ではなく実測で。
ご家庭で無理なく使い続けられる機器を
選んでお届けしています。
レンタルの本体は「酸素濃縮器」です
「酸素レンタル」というと、酸素室(ケージ)を借りるものと思われがちです。ですが、お貸し出しする本体は、空気から酸素をつくり出す酸素濃縮器です。
崎本式自由吸入法のグレード1・2なら、ケージを使わずに、毛布やお布団などご自宅にあるもので「酸素のある場所」をつくれます。ケージで酸素室をつくる場合(グレード3)には、特別な加工なしで酸素室にできる当社指定のケージを、お買い取りのオプションとしてご用意しています。
レンタル品・お買い取り品・新品でご用意するもの
レンタル品は2つだけ — 酸素濃縮器と酸素濃度計
レンタルでお貸し出しするのは、酸素濃縮器「FOX-3N」と、オプションの酸素濃度計(ガスモニター「GX-3R」)の2つです。「酸素発生器」と呼ばれることもありますが、空気中の酸素を濃縮して取り出す装置なので、正しくは「酸素濃縮器」です。ボンベの交換や補充が要らず、電源につないでおけば連続してお使いいただけます(くわしくは下の「取扱機のご紹介」へ)。
ホースと拡散器は、毎回新品でご用意します
酸素を取り出すホース(約5m)と拡散器は、毎回すべて新品でご用意します。動物の口もとに近いものなので、使い回しをしません。料金は初期費用に含まれており、追加のご請求はありません。
ケージやカバーなどのオプションは、ご希望に応じてお買い取り
当社指定のケージ(グレード3用)や、保温・遮光のケージカバーなどのオプション品は、ご希望に応じてお買い取りいただけます。動物が直接触れるものは、衛生とにおいの面から、ご家庭のあいだでの使い回しはいたしません。お買い取りいただいたものは、ご返却も不要です。ケージは、動物が自分から出入りできる広さと、酸素濃度を保ちやすい構造を大切に選んでいます。料金はご利用料金のページでご案内しています。
取扱機のご紹介 — 動物用酸素濃縮装置 FOX-3N
FOX-3Nのベースは、人の在宅酸素療法で実際に使われてきた医療用酸素濃縮装置です。設計と部品は人用の医療機器そのまま。 基礎設計は決して新しくありませんが、長年にわたり人の医療現場で使われてきた実績が、そのまま信頼性になっています。 動物用に再生された機器は医療機器の承認枠の外になりますが、だからこそ許認可のコストに縛られず、 手の届く価格でお届けできます。それが、当社がこの機器を選んでいる理由です。
| 運転音 | 30dB(A)以下(メーカー公称値・無響音室) |
|---|---|
| 酸素濃度 | 91±4% |
| 流量 | 0.5〜3.0L/分(任意に設定可能) |
| 消費電力 | 160W(50Hz)/190W(60Hz) |
| 電源 | AC100V(ご家庭のコンセント) |
| 特徴 | 医療用酸素濃縮装置と同等の部品で構成。酸素濃度の低下やチューブ折れを検知するアラーム付き |
製品画像・仕様:株式会社メディカルサイエンス(掲載許諾済み)
運転音30dB以下 — 同じ部屋で眠れる静かさ
30dBは「ささやき声」や「深夜の郊外」と同じくらいの音の大きさです。 音の大きさの目安と、からだへの影響のめやすは、環境省などの公的資料で公開されています。
目安:環境省「騒音に係る環境基準」等の一般的な騒音レベル例をもとに作成。
当社実測:他社製品との比較
カタログの数値だけでなく、当社では取扱機と市販の各機種を実機で測定しています。 測定のようすと実際の聞こえ方は、下の動画でご確認いただけます。
実測騒音値(dB)— 小さいほど静か
電力効率(W/L)— 酸素1L/分あたりの消費電力。小さいほど省エネ
長時間つけたままにする機器だからこそ、電気代にも差が出ます。
庫内気温(℃)— 密閉しないから、こもらない
動物自身の熱がこもるかどうかの差です。密閉式は中の動物が熱源になるため、外から冷やすことが難しくなります。
※いずれも当社による実測値です。測定条件:機器からの距離3m/流量は各機カタログ表記で酸素濃度91±4%を取り出せる最大流量/室温26℃。 他社製品名は伏せていますが、測定のようすは動画で公開しています。
酸素濃度計(ガスモニター)— つくった環境を、数値で確かめる
崎本式自由吸入法は、酸素の「環境」をつくって動物に選ばせる方法です。 だからこそ、その環境がきちんとできているかは、数値で確かめられます。 毛布のくぼみやケージのそばにこの濃度計を置くだけで、動物が過ごす場所の酸素濃度がその場で分かります。
採用しているのは、工事現場や密閉空間の安全確保に使われる産業用の高精度ガスモニター「理研計器 GX-3R」。 人の命を守るための計測器を、動物の環境確認に使っています。 本来は酸素だけでなく、可燃性ガス・一酸化炭素・硫化水素まで4種類のガスを同時に監視できる計器で、 当社では酸素の確認用に設定してお貸し出ししています。 防塵防水どころか、引火の危険がある現場でも計器自体が着火源にならない「本質安全防爆構造」。 ご家庭で使うには過剰なほど堅牢ですが、それだけ信頼できる数値で見守れる、ということです。 手のひらより小さく約100gなので、動物のそばに置いても邪魔になりません。
| 採用機 | 理研計器 ポータブルガスモニター GX-3R |
|---|---|
| 測れるガス | 酸素・可燃性ガス・一酸化炭素・硫化水素の4成分を同時監視(当社では酸素の確認用に設定) |
| 酸素の表示範囲 | 0〜25.0vol%(サービスレンジ 〜40.0vol%まで表示) |
| サイズ・質量 | 約58×65×26mm・約100g |
| たしかさ | 防塵防水 IP66/68相当・7m落下試験クリア・本質安全防爆構造・センサー保証3年 |
製品画像:理研計器株式会社(掲載許諾済み)
※酸素濃縮器の出口濃度(91±4%)は機器側が保証しています。この濃度計が測るのは、機器ではなく「動物のいる場所」。 動物病院のICU装置でも酸素濃度の設定上限は機種により40〜50%ほどで、実際の運用はおおむね40%前後までです。 ご家庭での療養はそれよりも穏やかな濃度域になるため、40vol%まで表示できれば十分と判断しています。 警報の設定は当社で環境確認用に調整してお貸し出しします。
酸素濃度計はオプションでレンタルいただけます(550円/日・月内上限 8,250円)。 詳しくはご利用料金、環境のつくり方は崎本式自由吸入法をご覧ください。
機器選びの基準 —— ご自身で確認できること
在宅酸素の機器は、見た目やカタログの数字だけでは違いが分かりにくいものです。 ここでは、どの機器・どの事業者を検討する場合でもご自身で確認できる基準をご紹介します。 特定の製品や他社を評価するものではありません。
1. 機器の素性と、貸し出しの形を確認する
動物のご家庭向けの酸素レンタルには、医療機器をそのまま貸し出す形と、医療機器の承認枠の外の機器 (人用医療機器の再生機や、動物用に設計された民生品)を貸し出す形があります。 前者は許認可のコストがかかるぶん、料金は高くなる傾向があります。 どちらが良い・悪いではなく、何がベースの機器で、どんな形で貸し出されているのかが、料金と性能の背景にあります。
確認のポイント:ベースになった機器の素性(人用の医療機器由来か、新規設計の民生品か)が開示されているか。性能を実測データで示しているか。
2. 「酸素濃度」と「流量」はセットで見る
酸素濃縮器の「最高酸素濃度」は、ある特定の流量で測ったときの値です。 一般に、流量を増やすほど濃度は下がる関係にあります。 「濃度◯%」という数字だけでなく、必要な流量のときに何%になるのかが実際の使い勝手を決めます。
確認のポイント:想定している流量(L/分)での酸素濃度が示されているか。最大濃度と最大流量が別々の条件で書かれていないか。
3. PSA方式の動作音は「実際の場所」で確認する
PSA(圧力スイング吸着)方式は、内部で空気を圧縮するため、一定の動作音が出ます。 カタログの騒音値(dB)は目安になりますが、置き場所の反響や夜間の静けさで体感は変わります。
確認のポイント:実際に設置する部屋での音を確認できるか。就寝スペースの近くに置く場合は、その距離での聞こえ方を確かめておくと安心です。